富士ヒルのゴールドペースでボトルはあったほうがいいの?

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さて、富士ヒル直前ということで、「ボトルをどうするか問題」をAIに試算してもらった結果を共有します。

条件は ドリンク150 ml、ボトルは Arundel Chrono II。(お気に入りのエアロボトル)
「ダウンチューブ1本」「ダウン+シートチューブ2本」「背中フラスク(ボトル無し)」の3パターンで、ゴールドペース=65 分前後にどれだけ差が出るかというシミュレーション。このボトルを選んだのは、カッコよくて普段自分が使っているから。

前提条件

  • コース:富士北麓公園 ▶ 五合目(24 km/平均5.2 %)
  • ライダー:63 kg・FTP295 W、今回は270 W固定
  • バイク:Specialized Aethos、タイヤ Crr=0.004、気温12 ℃、空気密度ρ=1.05 kg/m³
  • ドリンク:合計150 ml(なくても走れるけど保険は欲しい量)
  • 計算式:P = mg sinθ v + 0.5ρCdA v³ + Crr mg cosθ v を反復で解くいつものやつ

3パターンのパラメータ差

セットアップ質量増(kg)CdA変化(m²)
DTにボトル1本+0.21-0.002
DT+STにボトル2本+0.27+0.002
背中フラスク+0.180

ポイントはここ。

  • エアロボトル1本=少し重いけどCdAが下がる(整流効果)。
  • 2本積み=重い上にCdAも上がる。練習ならいいけどレースでは痛い。
  • 背中フラスク=ほぼ重さだけ。空力は±ゼロ。

シミュレーション結果

順位セットアップ予測タイムベース65 minとの差
1位DTボトル1本64 min 58 s-1 s
2位背中フラスク64 min 59 s±0 s
3位DT+ST2本65 min 07 s+8 s

要点まとめ

  1. ダウンチューブ1本が最速。整流のメリットで重量ペナルティをわずかに打ち消し、1秒だけ先着。
  2. 背中フラスクはほぼ同着。空力は良くも悪くも変わらず、重さも少し軽いだけ。
  3. 2本積みは8秒ロス。重量増+CdA増のダブルパンチ。ゴールド狙いなら避けたい。

▼ノーマル(丸形)ボトルだとどうなる?

「エアロボトル持ってないよ」という声もあると思うので、同じ 150 ml を 普通の円筒ボトルに入れた想定で試算。 予想通りドラッグが少し増えるぶんだけ差が広がるとの結果。

順位セットアップ予測タイムベース65 minとの差
1位背中フラスク(ボトル無し)64 min 59 s±0 s
2位DTに丸ボトル1本65 min 09 s+10 s
3位DT+STに丸ボトル2本65 min 19 s+20 s
  • 質量ペナルティはエアロ版と同じ(0.21 kg/0.27 kg)。
  • CdAは「丸ボトル1本で +0.004 m²」程度、2本で倍の +0.008 m² と見積もり。
  • 結果として1本で約+10 秒、2本で+20 秒のロス。空力差が効いている模様。

まとめると——

  1. エアロボトル1本:▲1秒
  2. 背中フラスク:±0秒
  3. 丸ボトル1本:+10秒
  4. 丸ボトル2本:+20秒

「秒単位で詰めたいならエアロボトルを1本。 そこまでシビアでなければフラスクで OK」——だいぶハッキリした結果に。ほんまかいな。

リアルライドで気にしておきたいこと

  • 横風が強い日は整流効果が薄れやすい。1〜2秒は簡単にひっくり返る。
  • ポジション(ドロップ > ブラケット)は10 Wくらい動くので、結局ここがいちばん大きい。
  • 150 mlあればノンストップで五合目まで行ける人が多い。

結論

レース本番では「ダウンチューブにエアロボトル1本」がベター。ということで、気兼ねなくボトルを持っていくことにします。
「1秒しか変わらやん」と思うかものの、ゴールドの境界線は秒単位。ボトル1本で水分補給の安心感も確保しつつ、CdAにもメリットあり。ということで、買いましたか?(久しぶり)

こっちが定番かな?踊る大腿四頭筋ことHNKさんはこれを買っていた。

とはいえ、エアロボトル慣れていなければ、ペースが乱れる補給ミスなどロスは大きいので、自分がやりやすい形で当日までに慣れておくのがイチバン。

計算の中身はAIに丸投げなので、最後にみなさんご唱和ください。「知らんけど。」

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